自転車保険80歳以上でも加入できる?別居の親におすすめ高齢者向け保険は?

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自転車保険の加入義務または加入努力とする都道府県が増えてきましたね。

自転車保険はコンビニで加入手続きができるので、すぐに加入証明書が必要になっても大丈夫!なんですが、別居している83歳の母が入れる保険がなかなかなくて、悩んでしまいました。

この記事では、80歳以上でも加入できる自転車保険についてご紹介します。

別居している83歳の母に自転車保険のことを話しても「よくわからん」っていうばかり。高齢の親御さんがいらっしゃっるなら、自転車保険の加入を手伝ってあげてくださいね。

自転車保険80歳以上でも加入できる?

80歳以上でも加入できる自転車保険は(多くはありませんが)あります。

au損保の自転車保険Bycle S

au損保の自転車保険「Bycle S」は70歳以上専用の保険です。(70歳~89歳)

保険金額
死亡保険金200万円※
入院一時金(3日以上)2万円※
個人賠償責任最大2億円

後遺障害保険金、入院・通院保険金、手術保険金は含まれていません。

※自転車事故の場合、保険金は2倍(200万円→400万円、2万円→4万円)になります。さらに、ヘルメット着用時の自転車事故で死亡の場合は、+100万円追加されます。

  • 保険会社:au損保
  • インターネット申し込み専用、自動継続
  • 保険料:月額710円(年払い7,780円)
  • 法律相談費用補償・弁護士費用等補償
  • クレジットカード払い・auかんたん決済・au PAY・コンビニ払い
  • 示談交渉サービス・自転車ロードサービス(1回につき50Km、年4回まで)付き

自転車事故とは、自転車での転倒や自転車同士の接触事故だけでなく、歩行中に自転車にぶつけられた事故も含まれます。自転車事故以外の事故(自宅で転倒した、散歩中に転んだなど)も補償されます。

同居・別居に関わらず、18歳以上の子供・孫が契約者として申し込みができます(auユーザー以外でも申し込み可)。

セーフティライド会のサイクルライド保険

ZuttoRideセーフティライド会の会員限定で被保険者が70歳以上限定の自転車保険です。

ZuttoRideセーフティライド会は、自転車のヘルメット着用推進、交通安全の徹底、サイクリングの普及に努める団体です。活動に賛同、支持・支援する方たちが会員となっています。

会員登録は無料で、会員のみシニア保険に加入することができます。※入院日額・通院日額は支払限度日数があります。

保険金額
障害死亡後遺障害100万円
死亡重度障害300万円
入院日額7,000円
通院日額1,500円
個人賠償責任最大3億円
  • 保険会社:ZuttoRide少額短期保険+三井住友海上火災保険
  • インターネット申し込み専用、自動継続
  • 保険料:月額712円(年払い7,972円)
  • 自転車ロードサービスはオプション追加が可能
  • クレジットカード決済または口座振替(クレジットカードは本人名義のもの)
  • 示談交渉サービス付き

自分のケガは、自転車事故だけでなく、交通事故全般でのケガが補償されます。

自転車会の自転車保険

全日本交通安全協会の自転車会に入会すれば、年齢制限なし(未成年は不可)のサイクル安心保険に加入することができます。

自転車に関する事故のみ補償する「自転車事故補償コースA(基本)・B(死亡保険・入院保険あり)」と、自転車以外の交通事故の補償を含む「交通傷害ワイド補償コース」のプランもあります。

サイクル安心自転車保険は、自転車会員に入会と同時に申し込みしか受け付けてもらえないので注意してくださいね

AB
掛け金(1年)1,670円2,690円
郵送申込(1年)1,870円2,890円
死亡保険金1,000万円
入院保険金3,000円
個人賠償責任1億円1億円
  • 保険会社:損害保険ジャパン
  • 保険料には自転車会員年会費30円と制度運営費370円を含む
  • インターネット申し込み・クレジットカード払い
  • 郵送申込は、申込書をHPから印刷して郵送(制度運営費は570円)・口座振替
  • 示談交渉サービス

県民共済の個人賠償責任保険

県民共済(生命共済・傷害補償型共済・火災共済)に加入している人は、県民共済の個人賠償責任保険に加入することができます。

※未加入の場合、本保険に加入すれば申し込みできますが、生命保険の加入可能年齢は69歳まで。保険期間は85歳になって初めて迎える3月31日までです。火災保険は年齢に関係なく申し込み可能。

申し込みは随時できますが、例えば12月に申し込みをしたら、保険開始日は2か月後の2月1日~3月31日までの2か月分280円が保険料となります。

以降は4月1日~3月31日まで1年分で、自動継続されます。

自転車事故だけでなく、日常での偶然の事故により他人に怪我をさせた、物を壊してしまった時などにも、保険金が支払われます。

本保険に追加、って形なので、死亡保険金や入院保険金は含まれていません。

  • 保険会社:損害保険ジャパン
  • 保険料:1,680円(年払い)、140円(1か月)
  • インターネット申し込み・県民共済と合わせて掛金振替口座から振替
  • 個人責任賠償金額:3億円
  • 示談交渉サービス付き

チューリッヒ・ケアプラン(シニア障害保険)

満100歳まで継続できるチューリッヒのシニア傷害保険は、自転車事故以外のケガでも対応し、入院保険金や手術保険金が支払われます。

同居の親族も補償対象になるため、同居家族がいない方にとっては、保険料が高くなります。

  • 保険会社:チューリッヒ保険会社
  • 保険料:1,040円~(1か月)
  • インターネット申し込み
  • 個人責任賠償金額:1億円
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自転車保険80歳以上のおすすめは?

80歳以上の高齢者向け自転車保険は選択肢が少ないんですよね。県民共済に加入しているなら、県民共済の個人賠償責任保険がおすすめです。

au損保セーフティライド自転車会県民共済
加入年齢89歳まで制限なし制限なし85歳まで※
年払い保険料7,780円7,972円1,670円1,680円
賠償責任補償額2億円3億円1億円3億円
死亡保険金

自転車会の自転車保険と県民共済は団体保険扱いなので、圧倒的に保険料が安いですが、自分のケガに対する保険金はありません。

自分のケガに対する保険が必要ならau損保、または自転車会の自転車保険がおすすめです。

母は県民共済の生命共済に加入していたため、県民共済の個人賠償責任保険に加入することにしました。生命共済の補償期間である85歳までは個人賠償保険に加入することができます。

※85歳以降も継続加入するなら、県民共済の「火災共済」に加入するか、ほかの自転車保険に入りなおすしかないんですが…85歳以降も自転車に乗って欲しくないのが本音です。

先日、母と同い年の友人が買い物に行く途中、自転車から降りて信号待ちをしていた時に、車輪が少し車道に出ていたようで、走ってきたスクーターと接触、彼女は自転車と一緒に倒れてしまいました。

転んだ時に頭をぶつけて脳震とうを起こし、救急車で運ばれたんですが、検査の結果は問題がなく、その日のうちに帰宅することができました。

私の母も近所のスーパーへ買い物に行くときは、自転車を使っています。80代でも、自転車は移動には欠かせない乗り物なので、何かあった時のために保険は備えておくようにしてくださいね。

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自転車保険の選び方は?

自転車損害賠償責任保険ってどんなの?

自転車の加害賠償責任保険とは、自転車で人にぶつかってケガをさせてしまったなど加害事故を起こしたときに、賠償金の支払いに備える保険です。

もしも自分が自転車と接触してケガをしたとき、相手の経済事情によってお金を支払ってもらえないとなると、困りますよね。

自分が加害者になってしまった時、高額な賠償金を請求されてしまう可能性もあります。そんなときのために、自転車に乗る人は自転車保険に加入しましょう、ということなんです。

現在、自転車保険に加入せずに自転車に乗っていても、罰金・罰則はありません。けれども条例違反として、通勤や通学に自転車を使うことを、会社や学校から認めてもらえなくなる可能性があります。

自転車保険が付帯してるかも?

自転車の損害賠償責任保険に入らなくっちゃ!と手続きするのはちょっと待って! 現在入っている保険に、自転車保険が付帯している場合もあります。

特約でカバーできる場合もあるので、入っている保険の補償内容を確認してみてくださいね。「自転車保険」と明記がなくても、自転車保険が含まれている場合もあります。

  • 自動車の任意保険(個人賠償特約に含まれる)
  • 火災保険や損害保険の特約、付帯
  • 共済などの団体保険
  • クレジットカードに付帯する保険
  • TSマーク(点検整備済証)付帯保険

クレジットカード付帯の場合、例えばアメリカン・エクスプレスのプラチナカード以上には「個人責任賠償保険」が自動付帯しています。

本人と同居家族・別居の未婚家族を含むので、別途保険に入る必要はありません。年間費が必要なカードを持っていれば、個人責任賠償保険が付帯している可能性があるので確認してみてくださいね。

TSマークとは?

TSマークは、自転車安全整備士が点検確認した自転車に貼るシールで、青色と赤色があります(緑色は電動アシスト自転車限定)。

個人が保険をかけるのではなく、自転車そのものに保険を掛けるので、運転手の年齢は関係なく保険対象になります。

  • 保険会社:三井住友海上火災保険
  • シールの有効期限は点検日から1年間
  • シールが貼られた自転車のみ対象(運転手が誰でも構わない)
  • 賠償責任補償は人に対してのみ、青色:1,000万円・赤色:1億円が付帯(物損は対象外)
  • 自転車運転中の事故に限定

更新する場合は自転車安全整備店で自転車の点検を受けて、新しいTSマークを貼ってもらいます。料金は取扱店によって違い、自転車を購入したお店では料金が安くなる場合があります。

※「サイクルベースあさひ」にて、TS点検を受けた場合は、シティサイクルで2,530円(税込)、スポーツ自転車で3,080円(税込)です。公式サイトにて、au損保の「Bycle S」の取り扱いもあります。

自転車保険を選ぶポイントは?

自転車保険を選ぶポイントは2つあります。

個人賠償責任補償の上限が1億~2億円に設定されていること:過去の裁判では、5,000万円以上の高額な賠償命令が下された判決もあるので、1億円以上の補償があれば安心です。

示談交渉サービスが付いているもの:事故の補償についての話し合いに、加害者である被保険者にかわって被害者と交渉してもらえます。(自動車保険では一般的に示談交渉サービスが付いています。)

※自分に全く非がない事故の場合は、示談交渉サービスは使えません。

自転車の損害賠償責任保険には、被害者に対する補償だけで、自分(被保険者)のケガに対する補償がない場合や、死亡・後遺障害のみを補償する、入院のみ補償する、などタイプは様々あります。

自分のケガに対しては、生命保険・医療保険でカバーできる可能性もありますが、保険金の支払い対象となるケガは決まっていて、自転車でけがをした場合は保障の対象外になることもあります。

生命保険や医療保険の詳細をよく確認するようにしてくださいね。

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さいごに

80歳以上でも加入できる自転車保険と選び方について、お伝えしました。

80代ともなると、自転車事故を起こすのも心配ですが、自分が転倒してケガをするという心配もありますよね。保険料も大切ですが、補償内容も吟味して、ぴったりの保険を見つけてあげてくださいね。

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