自転車保険別居の親はどうする?70歳80歳でも加入できるおすすめシニア向け保険は?

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自転車保険の加入義務または加入努力とする都道府県が増えてきましたね。

自転車保険はコンビニで加入手続きができるので、すぐに加入証明書が必要になっても大丈夫!なんですが、別居している80歳の親が入れる保険がなかなかなくて、悩んでしまいました。

この記事では、70代80代でも加入できる自転車保険についてご紹介します。

別居している80歳の母に自転車保険のことを話しても「よくわからん」っていうばかり。高齢の親御さんがいらっしゃっるなら、自転車保険の加入を手伝ってあげてくださいね。

70代80代でも入れる自転車保険はある?

70代80代でも加入できる自転車保険は、(多くはありませんが)あります。

au損保の自転車保険Bycle S

au損保の自転車保険「Bycle S」は70歳以上専用の保険です。(70歳~89歳)

保険金額
死亡保険金200万円※
入院一時金
(3日以上)
2万円※

後遺障害保険金、入院・通院保険金は含まれていません。

※自転車事故の場合、保険金は2倍(200万円→400万円、2万円→4万円)になります。さらに、ヘルメット着用時の自転車事故で死亡の場合は、+100万円追加されます。

  • 保険会社:au損保
  • インターネット申し込み専用、自動継続
  • 保険料:月額710円(年払い7,780円)
  • 個人責任賠償金額:最大2億円
  • 法律相談費用補償・弁護士費用等補償
  • クレジットカード払い・auかんたん決済・au PAY・コンビニ払い
  • 示談交渉サービス・自転車ロードサービス付き

自転車事故とは、自転車での転倒や自転車同士の接触事故だけでなく、歩行中に自転車にぶつけられた事故も含まれます。自転車事故以外の事故(自宅で転倒した、散歩中に転んだなど)も補償されます。

同居・別居に関わらず、18歳以上の子供・孫が契約者として申し込みができます。

セーフティライド会のサイクルライド保険

被保険者が70歳以上限定の自転車保険です。ZuttoRideセーフティライド会の会員限定の保険です。

ZuttoRideセーフティライド会は、自転車のヘルメット着用推進、交通安全の徹底、サイクリングの普及に努める団体です。活動に賛同、支持・支援する方たちが会員となっています。

会員登録は無料で、会員のみ、シニア保険に加入することができます。※入院日額・通院日額は支払限度日数があります。

保険金額
障害死亡
後遺障害
100万円
死亡
重度障害
300万円
入院日額7,000円
通院日額1,500円
  • 保険会社:ZuttoRide少額短期保険+三井住友海上火災保険
  • インターネット申し込み専用、自動継続
  • 保険料:月額712円(年払い7,972円)
  • 個人責任賠償金額:3億円
  • 自転車ロードサービスはオプション追加が可能
  • クレジットカード決済または口座振替(クレジットカードは本人名義のもの)
  • 示談交渉サービス付き

自分のケガは、自転車事故だけでなく、交通事故全般でのケガが補償されます。

自転車会の自転車保険

全日本交通安全協会の自転車会に入会すれば、年齢制限なし(未成年は不可)のサイクル安心保険に加入することができます。

自転車に関する事故のみ補償する「自転車事故補償コースA・B・C」と、自転車以外の交通事故の補償を含む「交通傷害ワイド補償コースD・E・F」の6つのプランがあります。(CとFは家族向け)

サイクル安心自転車保険は、自転車会員に入会と同時に申し込みしか受け付けてもらえないので注意してくださいね

A基本B個人D基本F個人
掛け金(1年)1,670円2,690円2,030円4,290円
郵送申込(1年)1,870円2,890円2,230円4,490円
賠償責任補償額1億円1億円3億円3億円
死亡保険金1,000万円50万円500万円
入院保険金3,000円6,000円
自転車事故補償サービス
  • 保険会社:損害保険ジャパン
  • 保険料には自転車会員年会費30円と制度運営費370円を含む
  • インターネット申し込み・クレジットカード払い
  • 郵送申込は、申込書をHPから印刷して郵送(制度運営費は570円)・口座振替
  • 加入日は毎月5日・20日締め切り→保険補償開始日は15日・翌月1日
  • 個人責任賠償金額:1億円(ワイド補償の個人責任賠償金額は3億円)
  • 示談交渉サービス

県民共済の個人賠償責任保険

県民共済(生命共済・傷害補償型共済・火災共済)に加入している人は、県民共済の個人賠償責任保険に加入することができます。(未加入の場合、本保険に加入すれば申し込みできます。)

補償終了日は3月31日です。申し込みは随時できますが、保険料金が変動します。例えば12月に申し込みをしたら、保険開始日が2月1日、3月31日までの2か月分280円が保険料となります。

以降は4月1日~3月31日まで1年分で、自動継続されます。

自転車事故だけでなく、日常での偶然の事故により他人に怪我をさせた、物を壊してしまった時などに、保険金が支払われます。

  • 保険会社:損害保険ジャパン
  • 保険料:1,680円(年払い)140円(1か月)
  • インターネット申し込み・県民共済と合わせて掛金振替口座から振替
  • 個人責任賠償金額:3億円
  • 示談交渉サービス付き
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80歳の母に必要な保険は?

先日、母と同い年の友人が買い物に行く途中、自転車から降りて信号待ちをしていた時に、車輪が少し車道に出ていたようで、走ってきたスクーターと接触、彼女は自転車と一緒に倒れてしまいました。

転んだ時に頭をぶつけて脳震とうを起こし、救急車で運ばれたんですが、検査の結果は問題がなく、その日のうちに帰宅することができました。

私の母も自転車で遠出はしないものの、近所のスーパーへ買い物に行くときは、自転車を使っています。耳が少し遠くて、車が後ろから近づいてきても気が付かないのが心配の種です。

70代、80代でも自転車に乗るなら、自転車保険に加入した方が安心ですし、加入義務化になれば、自転車に乗ることをやめるか、自転車保険に入るかの2択しかありません。

au損保セーフティライド会自転車会県民共済
会員登録〇(本人)〇(本人)本保険加入
年払い保険料7,780円7,972円1,670円1,680円
賠償責任補償額2億円3億円1億円3億円
死亡保険金

自転車会の自転車保険と県民共済は団体保険扱いなので、圧倒的に保険料が安いですが、自分のケガに対する保険金はありません。

母は県民共済の生命共済に加入していたため、県民共済の個人賠償責任保険に加入することにしました。生命共済の補償期間は85歳までなので、85歳までは個人賠償保険に加入することができます。

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さいごに

70代80代でも加入できる自転車保険について、お伝えしました。

他にも、チューリッヒケアプラン(個人賠償責任付き)シニア障害保険は100歳まで加入可能ですが、保険料が月額1,040円~とちょっとお高めです。

70代80代となると、自転車事故を起こすのも心配ですが、自分が転倒してケガをするという心配もありますよね。保険料も大切ですが、補償内容も吟味して、ぴったりの保険を見つけた下てくださいね。

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